【宮城県採択事例】(株)ドラムカフェジャパン 様
「ものサポ」に所属している中小企業診断士野竿健悟が担当した「(株)ドラムカフェジャパン 様」の採択事例についてご紹介いたします。
都道府県
宮城県
事業所名
株式会社ドラムカフェジャパン 様
業種
チームビルディングに関する企画・実施およびコンサルティング
事業計画名
チームビルディングの効果が得られるアプリ開発
機械装置名
ドラムカフェのアプリ
受給金額
10,000,000円
補助金申請の背景
新型コロナウイルスの影響により、リモートワークが増加している。Zoom等のオンラインツールを用いて、打合せや研修等が実施される一方で、社内イベントの中止や研修のオンライン化により、社内のコミュニケーション不足や一体感の取りづらさが課題となっている。また、当社が提供するドラムカフェは、大人数が集まって初めて実現するサービスのため、現状では開催が難しい。しかし、チームビルディングへの期待は大きく、実際に企業からも問合せがある。
補助金活用後の成果
上記取り組みにより課題が解決され、以下のような効果を得ることができた。
①離れていてもチームビルディングが実現
アプリの開発により、音ズレを気にすることなく、同じタイミングでアクションを起こすことができる。また、リアクションが表示されることで、共通体験による共感性の高まりを、参加者一人ひとりが実感できる。そのため、離れたところでも参加者同士のつながりを感じることができ、一体感が生まれる。よってドラムカフェの目的であるチームビルディングを実現できるようになった。
②海外に住むファシリテーターやアーティストの参加が可能となった
新型コロナウイルスの影響により、海外在住のファシリテーターやアーティストの参加が難しい状況にあった。音ズレが解消されることで、世界中のどこからでも、同じタイミングで進行することができるため、従来どおり顧客ニーズに沿ったプログラムが提供できようになった。
③会社の会議室等でも音のボリュームを気にすることなく参加可能
スマートフォンをジェンベ(ドラム)等楽器の代替として使用できる。そのため、オフィスや自宅等、防音がなされていない場所からも気兼ねなく参加ができるようになった。
④コロナ収束後、リアルなドラムカフェへのニーズの取り込みが可能になった
オンラインを体験した企業や団体において、リアルなドラムカフェニーズの掘り起こしが可能となる。コロナ収束後、リピーターとして取り込むことができる。
⑤新たなビジネスモデルを確立することで、海外支社へ展開
ドラムカフェは、南アフリカ本社を拠点に、イギリス、ドイツ、ニューヨーク、アトランタ、バンクーバーなど17の支社を持つ。全世界が新型コロナウイルスの影響を受け混沌とする中、日本が先駆けてビジネスモデルを確立。世界へ展開することで、支社はもちろん、あらゆるエリアの人々へ活気を提供するきっかけとなれた。
お客様の声
ものづくり補助金は審査を通すのが難しいと知人から聞いていたこともあり、採択されるかどうか不安でしたが、無事に採択されて本当に良かったです。
当社のクライアントは大企業様が多いのですが、コロナ禍の影響でリモートワークとなる方が増え、みなさんの外出の機会の減少と比例してお仕事をさせていただく機会も無くなってきており、とても不安な状況が続いておりました。
そのような中、クライアント様から「何かオンラインでできるものがあれば」というお声もあり、新しい技術の導入に活用できる、ものづくり補助金が採択されたというのは、本当に大きな転換期となりました。
ものづくり補助金を使用して開発したアプリによって、仕事の幅が広がっただけではなく、新規事業としてコンテンツを持つこともでき、いずれは当社にとっても大きなプラスになっていくのではという期待感でいっぱいです。
補助金の採択を受けるためには、その道のプロである専門家の方でも難しく、その時の審査する方の判断なども大きく影響しているかと思います。
私どもの仕事は一般的には少々わかりにくい部分もあるかと思いますが、ヒアリングを丁寧にしていただき、色々と調べていただいた上で作成いただいた提案書のおかげで採択が通ったことをとても感謝しています。
本当にとても満足のいくサポートをしていただので、また補助金を申請する機会がありましたら、ぜひ、野竿さんにお願いしたいと思います。